nananashinaの日記

禁欲・禁酒で人生を立て直す

日報12日目 全人類の総体重より、世の中にいる全『アリ』の総体重の方が重い

仕事が上手くいかず、苦しい。

やりたくもない仕事をやらされてる感が高まってくるとなお辛い。

辞めたい、と思う。情熱は0℃を下回る。なおさら上手くいかず苦しくなる。

評価がガンガンと落ちる。なおさら仕事がしにくくなる。追いつめられる。

 

そんな中、「全力で、死ぬ気で仕事しなさい」と言われても、イラっとするだけだ。

 

やりたくもない仕事。それなのに責任を負わされ、怒られ、課題が山積みになる。

納期遅ればかりになり、前後左右に迷惑をかける。嘘つきになる。追いつめられる。

 

帰宅。

 

帰宅すれば身も心も自由に……というのは有り得ない。

嫌な感情を引き摺る。酒が飲みたくなる。変な画像を見たくなる。

 

ストレスを原因とした頭痛が始まる。

頭を抱えながら、風呂の中でスマホゲームを始める。

そのスマホゲームは不謹慎な内容だった。

 

人類滅亡ゲーム

プレイヤーは神の視点で人類を見下ろす。

そして、病気や悪い文化を伝染させていく。

 

たちの悪い感染症を投下する。

医療レベルの低い地域だと、一気に蔓延する。

死亡数カウンターがぐんぐん伸びる。それを僕は変な気持ちで見つめる。

無表情で見つめる。

 

そのうちに先進国がワクチンを開発し、沈静化へと向かっていく。

基本的には感染症は効果が長持ちせずに無効化していく。

(唯一、免疫系を感染源にして増える類のウイルスを別として)

 

一番地味で効果があるのは文化である。

 

その筆頭が『酒』だ。

 

酒を投下する。

するとすごい勢いで伝染していく。酒の自家生産すら始まる。

世界が酒に満たされ、死亡数カウンターがぐんぐん伸びる。

 

そこに『悪い思想』を加えると効果的だ。

 

あんなに仲の良かった人間たちが争い始め、殺伐とした空気が生まれ始める。

ちょっとした利害関係のもつれから戦争が始まり、その戦争を口実に他の戦争が生まれる。

 

戦争が戦争を生み、次の戦争を生む。

 

がんがんと死亡数カウンターが伸びていく。

 

そんな様子をぼんやりと眺めている。

風呂の中でスマホをいじり始めて15分くらいで、核戦争が始まる。

死亡数の桁が跳ね上がり、僕の無表情はさらに濃度を増していく。

 

人類は絶滅しました。

 

ポップアップメッセージが前面に出てくる。

いつもながら、なんとも言えない気分になる。

 

人類がいなくなってもゲームは続く。

人類がいなくなると、多種多様な動物・虫たちが一気に表面に躍り出る。

 

全人類の総体重より、世の中にいる全『アリ』の総体重の方が重いというのはご存知だろうか?

 

やれやれ、うるさい奴らがやっといなくなったか、とアリたちが街を闊歩し始める。

なんだかんだで、あの人間とやらは3000年程度すらまともには生き延びれなかったのか。

 

たいしたことないよね。

と、アリは触覚を動かして言う。

 

ある一角には、へしゃげた酒屋があり、高級なワインの水溜りができていた。

アリたちはその水溜りを綺麗に避けて歩く。それが毒だと知っている。

 

僕はゲームをやめて、スマホの画面を消す。

 

身体を洗う。触覚を洗う。

 

鏡の向こうの僕は今日も漆黒の色をしている。

僕は立派な大人のアリとして、今日もこうやってはてなブログを書いていく。