nananashinaの日記

禁欲・禁酒で人生を立て直す

平日進行4日目 ZAZEN BOYZ

妄想するだけなら無料。

 

とはいえ、なかなか妄想のテーマを決めるのは難しい。

身近な小さなスケールの妄想も悪くはないが、無理を承知で大きめなスケールの妄想をするもの面白いのではないか。

 

ということで、明智光秀になってみる。

あの織田信長を『本能寺の変』した明智光秀である。

 

時は『本能寺の変』の前日

布団の中で俺は考えた。

というより、常日頃考えていた。

織田を、討たねばならぬ。あの織田信長を。

本当は名前を呼ぶのも恐ろしい、あの織田信長を。

 

織田信長は天下人だ。

権力の頂点にいる。凄まじい腕力を持ち、頭が切れ、とにかく恐ろしい。

気まぐれで人を殺し、思いつきで人を殺し、人の命などなんとも思っていない。

使える部下は重宝し、そうではないものは殺すか遠ざける。

 

鋭い嗅覚で人を見分ける。

腹の奥底でどう思っているかを嗅ぎ分ける。

自分は嗅ぎ分けられた。そして、ひどい扱いをされ、遠ざけられ、殺される。

 

殺される。

織田信長に殺される。

 

殺されたくない、と誰しも思う。

だから従う。頭を下げ、命令を聞く。理不尽な奉公をする。

自分もまた多くを失った。これからも失い続ける。

織田の天下である限り失い続ける。

 

織田を討たねばならぬ。

それができるのは自分だけだ。

 

織田を亡き者にしたら、自分の天下になるか?

勿論、ならない。すぐに側近の奴らが仇討ちに来る。

仇討ちという名の椅子取り合戦が始まる。その頭は豊臣秀吉だろう。

 

寝返りを打つ。

 

織田を討つ。

 

そこから始める。そこから始まる。

織田をやれるのは自分だけだ。

その後のことはどうでもいい。あいつを切る。

本能寺で待ってる。

酒を飲み、舞いを踊り、天下を手中に酔いしれているあいつを討つ。

それをできるのは自分だけだ。織田を討つ。

本能寺で舞ってる。あいつを切る。世界が歪む。その瞬間を作り出す。

 

俺はその後、殺されるだろう。

再び戦乱の世になっていくだろう。

だけれど、それでいい。混乱こそ望む。混沌こそ望む。

その切っ掛けが待ってる。本能寺で待ってる。

 

織田を討つ。

自分しかできないことだ。

織田を討つ。

 

本能寺で待ってる。

 

本能寺で待ってる。

 

本能寺で。

 

本能寺でずっとずっとずっとずっと待ってる。