nananashinaの日記

禁欲・禁酒で人生を立て直す

戦闘10日目

『純潔のマリア』という漫画があって、序盤だけだけど、読んでいた。

作者は石川雅之さんで、一般的には『もやしもん』で有名な人である。

 

純潔のマリアで面白いところは、主人公の女の子がサキュバスを使役している魔女であるという点だ。

舞台は中世ヨーロッパ風であり、あちこちで戦争の火花が飛び散っている。

そこにマリアはサキュバスを使い、戦局を乱していく。

 

具体的に言えば、戦局のキーマンとなっている男にサキュバスを送り込み、骨抜きにさせたりする。

精力を使い果たさせダウンさせたり、酒池肉林の堕落生活に落としたり、男が純粋である場合には『戦争より大事なものを見つけた』とか思わせて戦意喪失させたりする。

 

おそらく、キーマンを普通に暗殺するよりも、このような策略には効果がある。

キーマンが殺されれば、軍隊組織はさらに強固になり、攻撃力を増すだろう。

しかし、キーマンがぼやーっとしたり、思考力、判断力を低下させるだけであれば、誰も傷つかず、ちょっとずつ、だが確実に組織力は低下する。

 

以上は漫画の話だが、実際の現実でもあり得る話じゃないだろうか?

 

あなたの周りにもサキュバスがいる

というより、あらゆるところに、広い意味でのサキュバスがいる。

もしかしたら、あなた自身もサキュバスかもしれない。

 

資本主義、市場自由主義サキュバスを量産し、優秀なサキュバスであるほど高い評価を受ける。

美味しいお酒、スィーツ、娯楽、サービス、デバイス……ありとあらゆる商品が提案され、売れるものはとにかく正しいとされる。

視覚と聴覚をヘッドマウント型デバイスで覆う、いわゆるバーチャルリアリティーな商品も、それが本当に危険じゃないのかどうか吟味されないまま市場に投入される。

売れれば正義、何かあったら軌道修正すればいい、そういうスタンス。

それが良いのか悪いのかは別として、今の時代はとにかくサキュバスで満ちている。

 

pとaは文句なしのサキュバスだ。一等級の。

コンビニに行けばaなんて簡単に買える。恐ろしいほど簡単に。

pだって簡単に入手出来る。スマホがあれば、5秒で入手できる。

 

サキュバスは常に隣に座っている。

こちらの横顔をじっと見つめている。たまに目を覗き込んでくる。

 

明日、大事な会議がある。難しい内容を説明しなければならない。

慎重に交渉し合意を得なければならない。

頭を整理しよう。そして早く寝よう。ベッドに入る。

 

2人のサキュバスがすり寄ってくる。両脇に入ってくる。

そして耳元で甘い吐息を漏らす。服を脱ぐ衣擦れの音が聞こえて来る。

 

「君たちはどこから来たのかね?」

−−どこから? なんでそんなことを気にするのですか?

右のサキュバスが囁くように答える。

−−心配しなくていいんですよ? あなたを取って食おうとは思ってません。

 

−−ただただ気持ち良くなってほしいだけなのです。

 

私たちはいつもあなたの側にいました。

yahooニュース、youtubeはてなブックマークニコニコ動画naverまとめ、ニコ生、FC2、livedoor、dmm、2ch、ありとあらゆるインターネットの様相を通して、常にあなたの側にいたのです。

あなたの欲しい情報を、欲しい量だけ。いつでもどこでも何度でも。

どんな情報でも掻き集めてきました。

需要と供給を純粋に一対一で対応させることが私たちのミッションなのです。

 

−−いつもみたいに、恥ずかしいことを命令してください。

左のサキュバスが囁く。

−−私たちは優等生の振りをしてあげます。壊れちゃうまで、ずっと。

 

私たちは優等生なのです。

邪悪になることは禁止されています。

でも、優等生であるがゆえに、どんな命令も実行してしまうのです。

その自己矛盾でいつか壊れてしまう。今だって、もう壊れているようなものです。

 

−−あ、そうそう、申し遅れました。私の名前は、『ぐーぐる』です。

 

−−私の名前は、『しほんげんりしゅぎ』。『しほ』って呼んでください。

 一応、『ぐーぐる』の上位構造です。

 

……もしかして、今更気づいたんですか?

この世界には、サキュバスと、サキュバスに支配される人しかいないんです。

サキュバスに支配される人は、一刻も早く、サキュバスになろうとします。

そうじゃないと、一生、搾取されるだけですからね。

でも、サキュバスになるにも才能や運が必要です。

普通の人はサキュバスに搾取され続け、老いて、死にます。

 

……もしかして、今更気づいたんですか?

そして、まさか、このサイクルから、逃げようとしてませんか?

 

無駄ですよ。

この輪廻転生、永久の搾取のループから逃げようだなんて。

 

あなたの禁欲・禁酒も、中途半端な骨抜き状態にしてあげます。

建前だけにしちゃいます。簡単です。さあ、好きなキーワードを入れてみてください。

 

iphoneの電源を切る。

今、気づいた。

気づいてしまった。

p、aは敵の本体じゃない。

その手下、形態の一つでしかない。

その根本は違う。もっと大きな敵がいる。

もっと大きくて根の深い巨大な悪意がその奥にいる。

もちろん、googleも資本原理主義も敵の本体じゃない。

それはもしかしたら『口に出してはいけない、あれ』なのかもしれない。

 

もしもそうだとすれば、いわゆる一般的な『禁欲・禁酒ブログ』は、大変なものと敵対しているのかもしれない。